接骨院 最終章

ネットでこの文字を見た時は

すごく怖かった

首の牽引

想像が悪い方に膨らみ

何か恐ろしい治療法に思えた

初めて接骨院に行った時

高校生ぐらいの女の子が首の牽引をしていた

何があったのだろうかと心配になった

むちうちだろうか

私の治療メニューには牽引が無かったため、かわいそうにと思った

接骨院の通院も2カ月なったころ

まだまだ頭痛が続いていた

これまで電気と超音波しか受けていなかったのだが効果があったのかどうか

頭痛にも効くということでついに牽引を進められた

やってみればなんてことは無い

文字どおり首を引っ張るのだ

頭を顎から固定して機械で垂直に引っ張る

予想外だったのは

引っ張り続けるのではなく

引っ張って緩めるを繰り返すようだ

これを5分間

歯がギシギシする

気持ち良いわけではなく

正直なところ退屈だ

牽引直後はこれといって変化はなかった

ただその日だけは痛みが少し和らいだ気がする

それ以来通院する度に牽引をしているが

効果があるのかよくわからない

普通の病院ならばはある程度目処がついたところで

今回で終了ですねってことになるのだろうが

接骨院の場合

恐らく先生から

終了と言われることは無い

治療に飽きるというのは初めての経験だ

接骨院に行くのが面倒になってきた

通院をやめたら

あの人のむちうちは治ったと思われるのだろうか