むちうちっていったいなんなんだ

自分で掘った人生の落とし穴に落ちた私は這い上がれるのか

病室

義理の父。

倒れてからもう少しで1年になる。

 

個室のカーテン先の冊付きのベッドに父は寝ている。

父の前では今でも少し緊張する私。

 

当初言われていたのとは違い、会話ができるまでに回復した。

義理の母とうちのやつのことを、名前でしっかり呼ぶことができる。

孫たちのことは覚えているようだが、私のことを見てもいつもぼんやりした表情でいる。

少し寂しいが、ここまで回復したことを皆喜んでいる。

 

今度病室に来るときは、笑顔の三姉妹の写真をA4で持ってこよう。