腐ってしまうと調理できない
同僚が仕事のイライラから不満をぶちまけてくる。
やれないものはやれないし、努力にも限界がある。
自分の実力以上を求めたくなる気持ちはわからなくはないが、それをやると自分へ返ってくるものから受けるダメージは大きい。
それでもそんな行動をとるしかない彼にどんな言葉をかけるのが良いのかわからない。
内線電話をとると彼からだった。
「いろいろすみませんでした。フォローしていただいてありがとうございました。」
「なにそれ?反省しているの(笑)?」
彼らしくない言葉に笑い声をあげてしまう。
彼の笑顔も電話ごしに伝わってくる。
私ももう少し言いたいことは言うべきだったと思う。逆に反省させられる。
間違いに気づいたら気持ちを伝えればよい。
しかし、なかなかタイミングを失うことの方が多く簡単にはいかない。
コミュニケーションの賞味期限はとても短い。
腐ってしまうと調理することはできないからこそ、人とのコミュニケーションは楽しいのだろう。
いい加減な人付き合いをしていたら、人生が不味くなる。