お金は大事。
給料日がやってきた。
休職明けの初給料。
1月は何日も働いていないため金額はわずかだ。
なんだかんだ言ってもお金がなければ生きてはいけない。
一時期はこれからどうやって生きていこうか悩み、最悪は親に頼るしかないなと思っていた。
我が家の貯金が尽きたときには経済的な援助をと、何度も何度も両親にお願いした。
両親には辛い思いをさせてしまったと思う。
だが娘たちのことを考えると不安で不安でたまらなかった。
一向に良くならない痛みと最悪な体調のなか完全に不安に押し潰されていた。
そんな状態から少しずつ回復し、ついに復職後初任給を貰うことができた。
以前は傲慢にもお金なんて自然に入ってくるような気がしていた。
自分がお金に困ることなんて本気で考えたことなんてなかった。
そんな中での初任給。
反省と感謝の気持ちをもって受けとる。
その日は帰宅すると夕飯を作っているうちのやつに、何度も給料が入った!給料が入った!と言った。
やっと、
お金がなければ生きてはいけないことと、お金があっても幸せではないことが理解できた。
お金は量ではない。お金は大事だった。