自分のために。
どうにかこうにか日常が回り始めている。
健康の不安をたまに忘れることもある。
産業医に「どう?」と聞かれたときには、
「行けるところまで行くしかないですね。」
と答えた。
自分でもどういう意味なのかよくわからない。
やっと自分の置かれている状況を受け入れ始めたのかもしれない。
欲を言えば、娘たちが自立できるようになるまで何とか私を今の状態でいさせてもらいたい。
朝起きて、行ってきますと言える喜びを、ただいまと我が家に帰る幸せを。
忘れることはないので。
苦しいときにも、楽しいことを。
楽しいときには、その瞬間を大切に。
友人に支えられながら。
家族のために。
もちろん自分のために。