むちうちっていったいなんなんだ

自分で掘った人生の落とし穴に落ちた私は這い上がれるのか

何度だって

今日は、会社の産業医に会わなくてはならない。

会ったからどうと言うこともないのだが、体調が許すのならば会っておかなければならない。

正直、会社に対する印象というところが強い。

 

久々の電車。

体調はギリギリか少し余裕があるかというところ。

電車に乗って座っていられるだけでまずまずなのだ。

 

また同じ先生だろうか。

正直に状態を話すしかないが、虫歯が原因でこうなった。信じてくれるだろうか?

なんてメンタルだ。

もはやムチウチの後遺症と言っていいのかもわからない。

 

これまでとは違う先生だった。

ただ、以前にも会ったことがあった。

とてもパワーみなぎる先生だった記憶がある。

今日はどうしたのだろうか?

まるで別人。

どっちが患者だかわからない。

 

医者も人間。いろいろあるのだろう。

 

帰りにフロアに寄るか悩む。

とりあえず同僚の女性に電話をいれてみる。

 

外線をとりついだ新入社員に「お久しぶりです」と言われる。

まだ二週間だぞ。

 

優しくふざけた声で電話に出てくれた女性には感心する。

寄っていく覚悟が決まった。

 

顔をみればわかる。

みんな心配してくれていた。

みんなこんなにいい顔してたっけ?

 

部長とも会話ができた。

正直何を考えているかわからないところがあるが、優しい言葉は信じている。

 

人から力を貰うとは、今日のような日のことをいうのだろう。

 

何度だって這い上がってやる。